THE 1975 | 英人気バンドの歴史を徹底解説

THE 1975 | 英人気バンドの歴史を徹底解説

2013年に衝撃的なデビューを果たし、今や世界的なバンドとなったTHE 1975

ファンクやテクノ、あらゆるジャンルを自分達の世界観にアレンジし、唯一無二の音に変えて発信する。

そんなテクノロックバンドを昔から遡って見てみよう。

メンバー紹介

Matthew Healy “Matty”

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1989年イギリスのマンチェスターで、イギリス人俳優のTim Healyとイギリス人の女優でありタレントのDenise Welchの間に生まれた。

THE 1975のリードボーカルであり、その人並み外れた歌詞センスと音を重ねていく才能は現在の音楽シーンにおいて欠かせない存在である。

80年代のスタイルをリスペクトしていたり、ライブ中にお酒を飲む癖があったりする。

Adam Hann

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1988年に同じくイギリスのマンチェスターで生まれた。

バンド内ではリードギターを担当している。

学生時代からバンドメンバーと同じ学校に通っており、このバンドの個性的な音を作るために欠かせない。

自己流で学んだにも関わらず、とても高いギタースキルでバンドを支えている。

3:00頃からAdamのギターソロ

Ross MacDonald

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1989年にイギリスのチェシャーで生まれた。

バンドではベーシスト担当であり、高校時代に同バンドのメンバーと出会って現在に至る。

彼のファンの間では、彼のペンギン愛とタートルネックとピザが好きなことから、ジャイアントテディベアーやペンギンマスターと呼ばれている。

THE 1975の楽曲をベーススキルで支えている。

George Daniel

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THE 1975のドラマ兼 COプロデューサーをしているブレーンのような存在。

1990年にベルギーのブリュッセルに生まれた。

学生時代は音楽技術の授業をフルスコアで突破するほどの天才で、高校時代からMattyと音楽のプロデュースを始めた。

最近ではMattyがアイデアを出し、GeorgeがそれをPC場で作り上げていくという役割になっていて、チームの要である。

History

彼らは2002年にWilmslow High Schoolで出会う。

メンバー全員が、マンチェスター育ちの幼なじみで結成されており、バンド名のthe 1975とは彼らの生まれた年代。などではなく、リードボーカルのMatthewが読んだ、社会に幻滅し、浮浪者となることを選んだ若者達[ビート族]

についての小説の最終ページに残されていた日付からとったものである。

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ロックバンドとして活動していた最初の頃は、Punk RockやPopミュージックをカバーしていた。しかし元ドラマーのGeorgeがドラムを始めて、本格的にプロデュースの勉強をし始めるようになってからは、自分たちの曲を書くようになった。

そして2012年始めてのEPをリリースすることとなった。Facedownと呼ばれるこのアルバムは今のTHE 1975が誕生した瞬間であった。

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このEP内の一曲 The Cityは彼らにとって始めてUKラジオで放送された楽曲となっている。

彼らのオリジンとも言える、ロックとテクノ風に編集されたボーカルが今のTHE 1975を香らせている。

この曲が有名ラジオDJのZane Loweの目にとまり、同年にリリースされたSexという楽曲を紹介され、世間から注目を集めるようになった。

そして2013年、UKのシングルチャート19位を記録し、今でもファンから人気を集めている楽曲Chocolateをリリースし、UKだけではなく、他国でも知られていくことになる。

その年にはツアーでUKを飛び回るようになり、多忙を極めた。九月にはArctic Monkeyを手がけたプロデューサーMike Crosseyと協力し、自分たちの名前がついたアルバム「The 1975」をリリースした。

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このアルバムは事実上のデビューといってもいいくらいに、全世界に衝撃を与えることなり、UKのアルバムチャートでは堂々の1位を記録、同アルバム内の曲はYoutubeでも大ヒットすることになった。

このアルバムは過去と今のTHE 1975を味わうことができる、The cityやSexまでのPunk Rockの風味が感じられるトラックから、RobbersやChocolate、Settle Downのような、今のテクノロックバンドの象徴であるTHE 1975の今の楽曲を聴くことができる。

THE 1975の誕生の瞬間であるこのアルバムなしに彼らを語ることはできない。

2013年にデビューアルバムをリリースして、UKのチャートでもヒット、UK中をツアーで駆け回った。

2013年にUKで大活躍をして、その話は世界中に広まって認知を高めた。

そしてよく年の2014年Coachellaというアメリカの音楽とアートフェスティバルで、初のアメリカ公演をすることになった。

Coachella

着々と世界に名が轟いていくようになり、同年の5月に自身の曲がデジタル配信されることになった。こうしてさらに広い地域で知られる手段を得ることになったのである。

そして2015年、ご存知の人も多いかもしれない。長い名前が特徴で、このアルバムがきっかけで日本での認知も増えたとも言える作品「I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful yet So Unaware of It」日本名 君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。

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このアルバムは世界中にTHE 1975の名前を知らしめることになった。

北米、ヨーロッパ、アジアでツアーを行うこととなり、世界の主要ラジオで放送されることなる。

このアルバムの発売前にBeats 1で3rdトラックのUGH!(薬を摂取した時のウグッと苦しむ意味)と10thトラックのSomebody Elseを演奏し、BBC Radioでは13thトラックでメインシングルのThe Soundが流された。全世界の期待を背負いリリース後、UKアルバムチャートとアメリカビルボードにTOP 200にランクインし、その実力を示した。

しかし彼らの魅力である洗練された音。エレクトロニックでキャッチーな彼らの音楽は、今でこそ評価されているが、昔は受け入れられなかった。

その批判の風刺が「The Sound」のMV内に隠されている。

※訳 「まだこんな曲作ってる人っているの?」

※訳 「この曲は冗談かなにか?」

昔に受けた数ある批判を、今や彼らの代表曲となり、世界で火がついたThe SoundのMVに登場させ、ユーモラスに対抗した。

Music For Cars時代とは?

2016年から2017年にかけて、メンバーが3rdアルバムのリリースを示唆させる内容をTwitterに公開した。

そして2017年の4月に2ndアルバムはMusic For Carsに向けて、終わりに近づいているという内容でTweetした。こうして3rdアルバムはMusic For Carsという名前でリリースされるという情報が公開された。

しかしEPのリリースは遅れているとTweetし、代わりにリリースされることになったのが、デビューアルバムのライブ映像を録音したアルバムDH00278である。

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この変わった題名は諸説あるが、Dirty Hit 278thの略だと言われている。

Dirty Hitはイギリス大手のレーベル会社で、他のレーベルと契約が決まらなかったTHE 1975に声をかけた会社である。

2010年ごろ、英ロックは衰退しており、THE 1975のテクノロックというジャンルは世間から認められず、批判も多かった。そんな中彼らに声をかけたマネージャーは5番目のTHE 1975とメンバーからも親しまれており、彼らにとって大切なアルバムになったことは間違いないだろう。

同アルバムのライブ映像はこちら

その後も様々な3rdアルバムの告知はあったものの、リリースされることはなかった。

しかし2018年、ソーシャルメディアを通して、A Brief Inquiry Into OnlineRelationships

というポスターが発表された。

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告知後すぐにGive Your Self Tryがリリースされた。

この曲はすぐに、Beats 1 Radioで放送され、そこで世界の皆が疑問に思っていたあのことを質問され、こう答えた。

Music For Carsはいつリリースされるのですかという問いに、

Music For Carsは僕らにとって、曲をリリースする1時代のことに過ぎないんだ

こう答えて、3rdアルバムはA Brief Inquiry Into Online Relationshipsだと確定させた。

11月30日のリリースに向けて、収録曲がYoutubeにアップロードされている。

個人的にこのアルバムは前作と比べて、強いメッセージ性と、音の重なりが美しいシンセ主体のアルバムになっていると感じる。

実はこのアルバムの他にも、同時進行でアルバムを製作中で、Notes on a Conditional Formというアルバムは来年の春にリリース予定である。

以上が現在までのTHE 1975の紹介である。この記事を通してTHE 1975の日本での知名度がさらにませば嬉しい限りである。

現在アルバムツアー中であるが、残念ながら日本では開催されない。

いつか日本でライブが観れることをとても楽しみにしている。

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